柔道整復師の年収を決める要素は地域や役職によって異なります。
大まかな柔道整復師の年収を知る事で柔道整復師を目指す人には参考になりますし
現役柔道整復師の方は自身がどこを目指すのか目標になると思います。
柔道整復師1年目から開業に至るまでの年収の目安を紹介します。
柔道整復師の年収 新卒(1年目)
2022年現在の柔道整復師の年収
柔道整復師1年目の年収相場は290万前後です。
求人情報から初任給は20万から28万円までの求人が多くみられます
- 月給20万=年収240万
- 月給28万=年収336万
柔道整復師は実力に伴い年収が増加していく職業です。
基本的には勤務柔道整復師から始まり管理柔道整復師になることで
年収を上げることができます。
柔道整復師免許を取得し初めて就職する場合は
勤務柔道整復師ということになり現在の年収相場は290万前後です。
私が就職活動を行った際の初任給は16万くらいからだったので
15年ほどで初任給はかなり上がった部類になるのではないでしょうか
背景にあるのは整骨院・接骨院(施術所)増加だと考えられます。
柔道整復師の総数は養成所の増加に伴いここ10年はとても増加
してきました。その為、開業・独立する方も増え求人も増加し
勤務柔道整復師の需要が増えた結果、待遇関連が改善されたのだと思います。
柔道整復師の年収 管理柔道整復師(院長)
院長(管理柔道整復師)の年収は360万前後から
求人情報からは月給28万から80万までの求人情報がみられます。
- 月給28万=336万
- 月給80万=960万
これだけ年収に幅があるのは院長として院の売上を
どれだけ上げれるかによって給与が全く変わってくることを意味しています。
柔道整復師の年収を上げるには院長(管理柔道整復師)になり
売上をどれだけ作れるかにかかっています。
勤務柔道整復師比較すると勤務柔道整復師の最高ラインが
管理柔道整復師(院長)の最低ラインと同じ給与になっています。
管理柔道整復師の年収に関しては10年ほど前の記憶ですが
最低月給は25万くらいの年収300万ほどだったと記憶しています。
管理柔道整復師になると月給も自身の出した成果に対して
上がりやすくなるので柔道整復師として年収を上げる準備が
初めてここで整ったと言えます。
柔道整復師の年収 管理柔道整復師(開業・独立)
柔道整復師として開業・独立した場合は0万~1000万以上も可能
自身で開業・独立した場合は患者さんが来なければゼロ
患者さんに沢山きてもらえれば年収1000万以上も可能です。
- 閉店・倒産
- 年収1000万以上も可能
これは柔道整復師に限った話しではないですが
開業・独立した場合はうまくいかなければ閉店・倒産しますし
うまくいけば所得は増加します。
- 勤務柔道整復師
- 管理柔道整復師
- 管理柔道整復師(開業・独立)
上記ごとの柔道整復師の年収目安を解説しました。
柔道整復師の具体的仕事
新卒(1年目)整骨院・接骨院の場合
- 患者さんへの施術・問診・来院指導
- 患者さんへの電気療法などの機器の付け外し
- 整骨院の開院・閉院業務
- 雑用業務(掃除・洗濯など)
- 受付業務
- カルテ記入・整理
- 保険請求業務
大きく分けると上記のような仕事になります。
雑用から患者さんの施術まで整骨院・接骨院における
全ての仕事を広く浅くやることがほとんだと思います。
患者さんを治したいと思ってこの業界に入ってきている方が
ほとんだと思いますが施術も大切ですが掃除や洗濯なども
患者さんをうけいれる為の大切な仕事です。
早く施術をして患者さんの役に立ちたい!方は
その他の雑用業務を200%の力で行い200%の結果を出しましょう
すると早く自身に施術するチャンスが回ってくるはずです。
なぜなら上記の仕事の中で一番難しいの患者さんの施術になります。
患者さんの症状を改善する施術をまず身に着ける必要もありますし
結果も出さなければいけません。
更には説明を行い納得してもらう必要もあります。
施術に比べ比較的簡単な仕事を満足にこなせない場合は
自身に施術のチャンスは回ってくるのは遅くなると考えておきましょう。
柔道整復師1年目の方にアドバイス
まずは雑用業務を完璧に200%の結果を出す
柔道整復師の業務 管理柔道整復師(院長)
- 患者さんへの施術・問診・来院指導
- 新規患者・再来の患者さんへの対応
- 患者さんへの電気療法などの機器の付け外し
- スタッフ教育
- スタッフスケジュール管理
- スタッフの評価
- 整骨院の開院・閉院業務
- 雑用業務(掃除・洗濯など)
- 受付業務
- カルテ記入・整理&チェック
- 保険請求業務&管理 提出・チェック
- 経理
- 営業・マーケティング業務
管理柔道整復師の仕事は一年目の柔道整復師の仕事に加え
全ての業務に関する評価・監督を行い
患者さんの施術で結果を必ず出していくことも必要とされます。
整骨院・接骨院の顔であることから営業やマーケティング業務にも
時間を割く必要があります。
スタッフの教育・評価なども大切な仕事でスタッフの成長の手助けや
悩みを聞いたり道を示してあげる事も時には必要になります