自身の進路や家族の進路を考えた時に柔道整復師(整骨院・接骨院)が
候補の一つに考えられた方向けの記事になります。
柔道整復師になる為には国家試験に合格し柔道整復師免許を取得する必要があります。
それまでの過程を実際に経験した現役の柔道整復師が解説します。
柔道整復師になるには?
柔道整復師になるには柔道整復師の国家試験に合格し柔道整復師の免許を
取得しなければなりません。
柔道整復師免許を取得し柔道整復師名簿に登録することで
柔道整復師としての仕事ができるようになります。
その為には柔道整復師専門学校または、柔道整復師のカリキュラムを持つ
短期大学・4年制大学を卒業し国家試験に合格することが必要不可欠です。
- 柔道整復師養成所に入学
- 柔道整復師の国家試験に合格
- 柔道整復師名簿に登録
- 柔道整復師としての仕事をスタート
柔道整復師の養成所については全国に多々ありますので後日記事にします。
柔道整復師になるには?高校生の場合
自身が高校生の場合は柔道整復師の養成所(専門学校・短期大学・4年制大学)に
進学することになります。
専門学校と大学の違いは専門学校・短期大学だと3年間で国家試験を受験できるのに対し
大学では大学4年終了時に国家試験を受験できるようにカリキュラムが組まれています。
将来ずっと柔道整復師を続けると覚悟を決めた方は
専門学校の方が3年間で国家試験を受験できるのでオススメですが
最終学歴は専門学校卒になるので将来柔道整復師の仕事をし続けることに
不安がある方は柔道整復師のコースがある大学に進学する事をオススメします。
大学の場合は大学4年目終了時に国家試験を受験できるカリキュラムになっていますが。
卒業すれば最終学歴は大卒になります。
専門学校・短期大学または4年生大学のどれを選択するかはどれが正しいではなく
自身やご家族が今後をどのように考えるかで決めるといいでしょう。
- 柔道整復師の養成所は3種類
- 3年間 専門学校(最終学歴は専門学校卒)
- 3年間 短期大学(最終学歴は短期大学卒)
- 4年間 大学(最終学歴は大卒)
- どれが良いかは考え方で変わる
柔道整復師になるには?社会人の場合
自身がすでに社会人で柔道整復師への転職を考えている場合でも
柔道整復師の養成所(専門学校・短期大学・4年制大学)に入学し
国家試験に合格する必要があります。
社会人の方が転職する場合は免許取得までの時間は短い方が金銭的にも負担が少なく
専門学校(3年間)をお勧めします。
通学距離などの関係で柔道整復師のコースがある大学を選んでも問題はないと思いますが、
今後柔道整復師として仕事をやっていく事を決めたのであれば
仕事を始めるまでの期間は短いほどいいと言えます。
気になるのは現在の仕事を続けながら専門学校に通学することができるのか?
または辞めなければいけないのか?等でしょう。
柔道整復師の専門学校では週5日毎日3時間の
カリキュラムが組まれているとこがほとんどです。
通学の時間も合わせると半日は専門学校に時間を使うことになります。
専門学校で確認できたコースは午前コース・午後コース・夜間コースです。
どのコースにしても社会人として1日フルで働いてから
学校に通うのは中々難しいと思います。
学校のない時間だけの勤務に変更可能な職業の方や正社員から派遣社員になることで
時間を工面できる方であれば両立できるかもしれません。
私が専門学校に通っていた時の同期の年上の方は会社を辞めて
整骨院や整形外科などで雑用などのアルバイトをしながら学校に通っている方が多かったと記憶しています。
- 社会人であれば専門学校一択
- 半日は時間をとられる
- 午前・午後・夜間のコースなどが存在
- 交渉次第では仕事との両立が可能
社会人の方へ 卒業証明書が必要です
柔道整復師の養成所(専門学校・短期大学・大学)の入学願書の受け付けは
9月~12月頃です。高校生の場合は学校の先生などが催促してくれたりしますが
社会人の方は願書等の全てを自身で用意、申し込みを行う必要があります。
願書の必要書類で一番時間がかかるのが卒業証明書です。
卒業証明書は自身が卒業した高校に問い合わせをして
郵送または窓口で申請する必要があります。
郵送の場合だと1週間以上時間がかかる場合もあるので
自身が卒業した高校と離れ所に現在の生活拠点がある方は
早めに問い合わせと卒業証明書発行の申請を行いましょう。
柔道整復師とは?どんな仕事?
一番身近なのが整骨院や接骨院内において
施術を行ってくれる人が柔道整復師です。
柔道整復師は骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの怪我に対し
投薬や手術を行わない非観血的療法により
人の自然治癒力を高める施術を行う。
整骨院・接骨院の先生=柔道整復師。
柔道整復師の整骨院内での業務は
患者さんへの問診・施術が主な仕事になります。
問診では患者さんとコミニケーションを密にとらなければなりませんし
施術では症状を改善させる技術が必要になります。
患者さんに症状の説明や今後の経過、
完治までどれくらいの期間が必要なのか、再発防止の指導など
柔道整復師には高いコミニケーション能力が求められます。
更に患者さんの症状を早期に改善する為の手技の技術や
症状を的確に判断するための知識が求められます。
柔道整復師の国家試験に合格し柔道整復師になってからも
知識や技術の習得向けて努力し続ける必要があります。